USJが最高にハッピーな場所だった話。
ユニバーサルスタジオジャパン、皆さんご存知の通り、関西が誇るテーマパークである。一時期は来場者数の低迷が危惧されたが、新エリアを次々とオープンしたり、ミニオンのアトラクションを作ったことなとが功を奏し、再び人気を取り戻している。
実は数年前、新アトラクションの開発中に起きた事故で大量のゾンビが生み出されたが、「ハロウィンホラーナイト」と呼ばれるハロウィンイベントをうまく利用し、事故を偽装した。ハロウィン以外の時期、ゾンビたちはダーツ・カラオケ・ボーリング・ビリヤード等の室内遊戯を楽しんでいる。「15:名無しさん@お腹いっぱい。」が言っていたから間違いない。
さて、本題へと参ろう。先日、私はUSJを久しぶりに訪れた。ホラーハウスに何回も入ったり、新アトラクション「フライングダイナソー」に乗ったりと、盛りだくさんの一日だった。
全体的にとても楽しかったのだが、『ハピネス・カフェ』はずば抜けていた。隠れた神カフェを紹介するこの記事にたどり着いたあなたはとてもラッキーだ。10年分の運をこの瞬間使い果たしたと思ったほうがいい。
ハピネスカフェで起きたことの一部始終を語ろう。
遊園地に行くと、はしゃぎすぎて疲れてしまう事があると思う。今回の自分も然り。朝早くから様々なアトラクションを乗り回し、一旦どこかで休憩しようと「ユニバ 休憩」でネット検索した。そこで真っ先にヒットしたのが『ハピネス・カフェ』だった。はぴぃねすぅぅぅだってぇぇ!!!?
はぴねすちゅーにゅー!
しあわせちゃーじ!
はぴぃねすぅぅぅ
ちゃーじっ
ぷりきゅあああああああああああ!!
と選ばれし人間の脳内でしか流れないセリフが流れたあと、私はハピネス・カフェで休憩することに決めた。
ハピネススマイルを振りまきながら、ハピネススキップで店内にハピネスエントリーを決め、スタバのような感じで目の前に広がるハピネスメニューを眺めて、ハピネスチョイス→ハピネスオーダーからのハピネス会計というトリプルアクセルを決めようとしたところで事件は起きた。
「デザート&ドリンクバーセットですね。 お会計は870ハッピーでございます。」
耳を疑った。USJの通貨単位は円じゃないのか。今日入園してから一度もお金を支払っていないので日本円が使えないことに気が付かなかったのだ。きっと入園ゲートの近くに外貨両替コーナーがあったに違いない。嗚呼やらかした。私は恥ずかしさと申し訳なさのあまり縮こまり、うつむきながら店員に謝った。
「すみません、ハッピー、持ってません」
店員はどれほど恐ろしい形相を私に向けているのだろうか。おそるおそる顔を上げると、そこに居たのは、マ、マ、マザーテレサ!!?いや、あまりに柔和な微笑をこちらへ向けてくるもので見間違えた。さっきと同じ店員だ。彼女は完璧な微笑を崩さないままこう言った。
「円で、大丈夫ですよ!笑」
うわぁぉぁおおあああああやさしいいいい!!これが夢の国なのか。なんて融通が利くんだ。失態が無かったことになるのならばいくらでも払ってやろうという気で、私は訊いた。
「もしよろしければ為替レートを教えていただけますでしょうかどうかお願いいたします」
「1ハッピー=1円です!!笑」
なんという偶然!! この奇跡もハピネスの為せるわざなのか。870ハッピー分の料理がきっちり870円で食べられるなんて。ああ凄すぎる。もう大人しく会計を済ませよう。
いや、待てよ。ここはミニオンバーガープレートを注文しようか。870ハッピーよりも1890ハッピーのほうが良いに決まってるじゃないか。簡単な算数で分かることだ。
「じゃあミニオンバーガープレートお願いします。」
「はい!では合計で2760ハッピーです!」
さっき頼んだデザート&ドリンクバーセットに追加する形になってしまった。これは…これは…
最高じゃないか!!!
ああハピネスが増えていく。ハピネスチャージだ!
「その組み合わせふたつお願いします!!」
「承りました!合計で5520ハッピーでございます!」
「わかりました!!円で払いますっ!!!」
「ありがとうございました!こちらお料理の引き換えチケットです!」
嬉しそうに引き換えチケットを左手に握りしめたその男は、店員の人間離れした優しさと店内に充満したハピネスを深く心に刻み、幸せのメロディを口ずさみながら、そのままハピネスカフェを後にした。彼の歌を聴いた人はみな、その喜びに満ちた歌声を通して、生きる意味や本当に大切なものが何なのかを学び、ともに歌い、踊ったんだとさ。
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lovely complete (ちゃーじ!)
嬉しいこと 楽しいこと いっぱいしよう!
love プリキュア わんだーわーーーるどっ!
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