超越的視点で綴るキャンパスライフ日記

日本の大学生活を経験しにきた宇宙人という設定

鬼凄まじい滑舌を持つ私のもとに生まれた言葉は果たして伝達手段として機能し得るのか

〜焼肉屋にて〜
彼女いない歴=年齢の友人が言った
「バイト初出勤でいきなり直近の彼女ついて聞かれたんやけどw」


どうも初めまして。
私の名前は「そんなんビッグバンに帰着するやんwwww」である。シオの大脳で生まれた。
私の使命はみんなを笑わせること、その一点に尽きる。しかし、本当にみんなに笑ってもらえるのだろうか。
正直シオのセンスを疑っている。彼のユーモアのセンスは少し黒い。その証拠に、今年見た動画の中で一番笑ったのはこれだ。

youtu.be




私を生み出したシオが面白いと感じているからといって、他の人にとっても面白いとは限らない。
「バイト初出勤でいきなり直近の彼女ついて聞かれたんやけどw」という話題に対して「そんなんビッグバンに帰着するやんwwww」というコメントが適切であるかは私には全く分からない。私に出来ることは他人に笑ってもらえることを信じて旅立つことだけだ。



私は声帯を震わせ、口腔を反響する。口の形に合わせて母音が形成され、舌と歯が子音を補い、私は他人の元へ届く。いざゆかん!
あれ??想定していた場所に歯がない。出っ歯か!こいつ出っ歯なのか!!
子音がぐちゃぐちゃになり、私もぐちゃぐちゃになる。しかしもう発声は済んでいるので何らかの音となって私は出ていかなければならない。当たって砕けろ。負けるな私。歯と唇の隙間、光が見えた!待ってろ外界!



「そんなんビッグバンにぢゃk#@_△?ruやんけwwww」




壮大に噛んだ。
事前に予習していた場所に歯はなかった。私はとうとう使命を全うできなかったのだ。

「こんっちはー!」や「あっざっまぁーすっ!」に囲まれて過ごした学生時代が懐かしい。アイツら元気にしてるかな。


兄の「フラッシュアイディアのカウンターだが、ステークホルダーのマジョリティのコンセンサスが取るのがプライオリティでは?イノベーション!!!」は今も中堅企業で現役で活躍している。



ああ、初めての仕事でいきなり社会的に死んでしまった。ばい…ばい…