初めに~Mr.Childrenがすべてのきっかけ
現在大学生である私がミスチルにハマったのは中学生の頃。それまでは音楽に微塵たりとも興味がなかったが、ミスチルを初めて聴いたときの「僕が探していたアーティストはこれだ!!」と感動し、私の音楽人生がスタートした。
それ以来いくつか他のアーティストにもハマっているが、すべての原点にあるのはやはりミスチルである。だから、ここでは私がミスチルの後に好きになったアーティストを紹介していこうと思う。何かしらミスチルと共通点のあるアーティストばかりだと思う。
ミスチルが大好きなあなたに、「おっ!?」と思ってもらえるものが一つでもあれば幸いだ。
1.BUMP OF CHICKEN
桜井さんが「メンバーになりたいほど好き」だと公言しているBUMP OF CHICKENは、千葉県出身の幼馴染たちで結成された4人組バンド。若者のバンドというイメージだが、実は立派なアラフォーである。
ミスチルファンは歌詞に重きを置いている人が比較的多いかと思う。私もその一人であり、本当に長く愛される曲は歌詞が素晴らしい曲だと思っている。そして、BUMPこそ歌詞が素晴らしい。
基本的にBUMPの歌詞は優しい。悲しい事でも、残酷なことでも、難しいことでも易しい言葉で優しく歌う。しかしただ優しいだけではなく、ちゃんと毒もある。チクりと胸を刺すフレーズを所々に忍ばせてくるVo&G藤原基央の言葉の使い方が美しい。
ドラえもんの映画の主題歌にもなった名曲。大人になっていくのび太たちを思い浮かべながら聴いても泣けるし、自分の大切な友達のことを思い浮かべれば自分のための曲のようにも感じられる。
この曲を初めて聞いたときは衝撃を受けた。この淡々とした感じ、ミスチルにはない何かだと思う。
2.Amazarashi
青森県に住みながら活動しているロックバンド。顔を出しておらず、ライブでも映像や歌詞を映し出すスクリーンの裏側に居るため、ほとんど顔が見えない。その上、メディア露出も少ないという、謎の多いバンドである。以前、音楽雑誌『MUSICA』のインタビューで桜井さんが「凄い好き」と語っていた。
バンド名の由来は『日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝しだが“それでも”というところを歌いたい』というところから来ており、『ニシエヒガシエ』『ALIVE』『WALTZ』『マシンガンをぶっ放せ』『I』『Monster』などのように、社会を風刺した曲が好きな人にとって、Amazarashiはどストライクだろう。
伝えたいメッセージがあり、思想があり、それを鬼気迫る歌声で歌いあげている。本当のアーティストとはこういうものなのだろう。
本気で落ち込んだとき、無理に明るい曲を聴くよりも、社会や人の心の暗い部分を歌っている曲を聴いたほうがスッキリすることがある。カタルシスというやつだろうか。
絶望のなかにある一筋の希望を歌う点は、ミスチルに通ずるものがある。
3.高橋優
秋田県出身のシンガーソングライター。良い意味で人間くさい曲が魅力である。あと、笑顔が素敵。優しそう。フレンドリー。関ジャニ∞の大倉くんと共に『大倉くんと高橋くん』というラジオの冠番組を持っており、これがめちゃくちゃ面白い。そんな魅力たっぷりのアーティストである。
何故これにたどり着いたのかはよく分からないが、初めて聴いた高橋優さんの曲。意味不明なほどに感動し、すぐにYouTubeに上がっている彼の曲を全部聴き、その勢いでCDも全部借りた。
個人的に一番好きな曲。慰められる。
4.SUPER BEAVER
恐ろしいほどに真っ直ぐなバンド。真っ直ぐな歌詞、真っ直ぐな歌声。難しい言葉で曲を飾り立てることは簡単だが、SÚPER BEAVERはそのようなことをしない。等身大の表現で気持ちを代弁してくれる神バンドである。
熱い。歌詞も好き。
「ありがとう」というよくあるテーマだが、「ありがとう」に対する熱量が計り知れない。これほどまでに痛々しくならずに真っ直ぐな気持ちを歌えるバンドは他に知らない。
5.BURNOUT SYNDROMES
大阪出身のスリーピースバンド。若手バンドだが、歌声に貫禄がある。初めて聴いたとき、35歳くらいのボーカルを想像したが、実際には1992年生まれの25歳だと知り驚愕した。
特徴としては、ミスチルと同じようにキャッチーなメロディが挙げられる。再び聴きたくなるような、しっくり来るメロディが大量生産されているのだ。
「ひぃーかぁーりぃーあーれぇぇぇええ」と無意識に口ずさんでいる自分がいる。
終わりに
『Mr.Childrenが大好きなあなたにオススメしたいバンド5選』、いかがだっただろうか。個人的な趣味の押しつけっぽくなったかもしれないが、一つでも発見があったならば嬉しい。